2010年10月03日 (日)

★ 今年4月に「経営者検定」の対策講座に参加したのですが、今日はその応用編の研修会への招待があり、参加してきました。
★ インストラクターは、中小企業診断士の中尾桂子氏と中尾淳一氏で、テーマは「経営理念と経営ビジョン」でした。
★ 講座は、午前10時から午後4時まで、途中50分の昼休みを挟んで約5時間の長丁場でしたが、一方通行の講義ではなく、参加者の意見を上手く引き出して進められたので、まったく時間の経過を感じませんでした。
★ その内容ですが、経営者としての立場で企業をサポートする場合のポイントに関するものだと、私は受け止めました。
1 その企業には、経営幹部の意思統一をするだけの「経営理念」が確立(明文化)されているか、さらに、現場で実践できるだけの具現化が出来ているか、を確認すること。
2 次に、創業期からの事業の推移を客観的に把握することで、経営理念を具体的な経営ビジョンのステップへと導いていくことができること。
3 経営ビジョンの確認に際しては、① トップの願望・思い ② 企業風土の確認 ③ 将来性の確認 ④ 一般社員のレベルの確認 ⑤ 管理職社員のレベルの確認 をアプローチのポイントとすること。
★ 以上、1~3を念頭に置きながら、具体的事例を材料にして、経営者との立場からSWOT分析をはじめ、経営改善のための提案をシミュレートしました。
★ いつか、MGC(南船場グローカル倶楽部)でも、一般経営者の方を対象にして、このようなアプローチでセミナーをしたいと考えています。